ソフトシェルクラブ
一匹一匹餌付けされ、大切に育ちました。身入りが良く、爪の先、足の先まで身がつまっています
ソフトシェルクラブとは、その様な名前の蟹が存在する訳ではなく、脱皮したての甲羅の柔らかい蟹の、食材としての総称です。アメリカではブルークラブ、東南アジアではマングローブガニ、オーストラリアではマッドクラブなどのワタリガニ系の脱皮したて個体が使われています。
日本では、海老であれ蟹であれ、脱皮したてのものは身入りが少なく商品価値が低いものとみなされてきましたが、アメリカの食文化の影響から、最近では少しづつ「ソフトシェルクラブ」を食べる文化が広まりつつあります。
とは言っても、一般にはなかなか出回っていないのも事実。また、ネットショップ等で出回っている商品が本当に美味しいのか判断しづらいのも事実です。そこで、「特正」では各種「ソフトシェルクラブ」の輸入を行っている商社さんのご協力のもと、鮮度がよく「身入り」がしっかりして蟹の風味が存分に堪能できる逸品をチョイスしました。
今回お届けの「ソフトシェルクラブ」は、一匹一匹餌付けされ、育てられた物を使用しています。このため、身入りがたいへん良く、爪の先、足の先まで身がつまっています。甲羅の厚みもあり、たっぷりのカニミソ、しっかりとした肉厚があります。蟹の風味が強く、シンプルな味付けでも、十分に蟹の旨味を堪能して頂く事が出来ます。
ということで、一番簡単で美味しい「ソフトシェルクラブ」のお召上がり方です。
■ソフトシェルクラブのお召上がり方 「ソフトシェルクラブの唐揚げ」
■用意するもの
ソフトシェルクラブ(1匹/人)
片栗粉
胡椒
天ぷら油(1.5リットル以上)
■料理方法
1.ソフトシェルクラブを流水解凍します。爪・足がほぐれる程度で十分です。 |
2.蟹は、そのままあるいは半分に切り、お好みにより胡椒を軽く振りかけます。 |
3.片栗粉を十分にまぶします。特に、2.で蟹を切った場合は切り口に片栗粉をよくまぶし、中のミソが流れ出ないようにします。 |
4.180℃の油で2分間揚げます。その後一旦油から出し、2分間置きます。更に2分間揚げれば出来上がりです。(2度揚げをすることにより、蟹の身の中の水分が飛ばず、ジューシーに仕上がります) |
5.出来上がりです。全体的に赤く仕上がりますので、緑を少し添えると、見た目も美しく美味しそうに仕上がります。身は、柔らかくジューシーです。噛めば噛むほど、蟹の旨味が出てきます。爪・足は揚げることによりカリカリになり、良い風味が出ます。 |
■料理のポイント
完成した唐揚げに一寸手を加えて「ソフトシェルクラブの五目あんかけ」
「ソフトシェル」の名前の通り、甲羅が柔らかいので、身を半分に切る場合は、あらかじめ包丁をよく磨いでおいてください。切れ味の悪い包丁ですと、身がつぶれる場合があります。
揚げる際、一度に多くの蟹を揚げないこと。油の温度が下がり、美味しく仕上がりません。1.5リットルの油であれば一回に揚げる量は、2匹程度がお勧めです。
2度揚げをすることにより、蟹の身の中の水分が飛ばず、ジューシーに仕上がります。
■特正がお届けするソフトシェルクラブは…
特正がお届けするソフトシェルクラブは2種類。一匹70gの大型のものと、一匹42gの小型のもの。
70gの大型サイズは、横幅約14cmでかなり大振りになります。お料理によっては、ある程度切ってご利用になられた方が扱いやすいかもしれません。
42gの小型サイズのものは一匹そのまま唐揚げにすると、ちょうど食べやすい大きさです。
また、可食部以外の、フンドシ・エラ・目玉等は取り除く下処理済みですので、安心してお料理にお使い頂けます。
一匹毎に冷凍しした状態でお届けします